栃木県茂木町の郵便局でファミリーマート商品販売 全国4カ所目、お会計は郵便窓口で

下野新聞
2024年9月1日

コンビニ大手のファミリーマートと日本郵便は28日、栃木県茂木町茂木の茂木郵便局で、コンビニで取り扱う商品の販売を始めた。カップ麺や調味料、チルド商品など約70種類を販売し、近隣住民の買い物の利便性向上につなげる。

両社は2016年に業務提携を結び、21年に茨城県稲敷市の郵便局で「ファミマ商品」の取り扱いを始めた。茂木郵便局は4カ所目で、栃木県内では初めて。

郵便局内に陳列棚と冷蔵用ケースを設置し、利用者は商品を選んで郵便窓口で会計する。支払いは現金とキャッシュレス決済が可能。販売時間は郵便局の営業時間と同じで、平日午前9時~午後5時。

茂木郵便局周辺には食料品を扱う小売店が少ないため、郵便局を日常的に利用する高齢者らの需要に応える。これまでに導入した郵便局では商品購入者が増え、1人当たりの購入点数も多いという。

ファミリーマートの担当者は「利用者のニーズによって商品を入れ替えるなどして、地域の役に立ちたい」と話した。

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