上毛電鉄の新車両公開 乗りやすさ向上、運行は29日から 群馬・前橋市

上毛新聞
2024年2月19日

上毛電鉄(橋本隆社長)は14日、29日から運行を開始する新車両「800形」を報道陣に公開した。中央前橋―大胡間を試乗し、老朽化で廃車となる「700形」と並んだ新旧車両の撮影会を群馬県前橋市の大胡電車庫で行った。

新車両は2020年まで東京メトロで運行していたもので、上毛電鉄の仕様に合わせた2両連結の1編成。先頭部分のパステルブルー、側面の帯の緑と赤は700形の色を引き継ぎ、同社の新顔に生まれ変わった。

ワンマン運行に対応するため、車内に運賃箱や整理券発行器などを新設。車いすやベビーカーが乗車するスペースを広くし、日本語と英語で案内するLED表示器を備えている。

新車両は25年度までに毎年1編成ずつ更新する。