「品質がいい」マグロ最高値は1本45万円超 栃木・宇都宮市中央卸売市場で初競り

下野新聞
2024年1月6日

栃木県宇都宮市簗瀬町の宇都宮市中央卸売市場で5日早朝、初競りが行われた。日の出前の場内に競り人の威勢のいい声が響き、仲買人たちが目当ての水産物や青果物を次々に競り落とした。

今年最初の取引は、マグロなどの水産物からスタート。午前5時25分、水産物卸売会社「宮市宇都宮魚市場」の小林保彦社長(58)が「今年も一年、力を出し合って乗り越えていこう」とあいさつした後、三本締めで市場の活況を祈願。鐘の音を合図に競りを始めた。

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この日はメバチマグロを中心に冷凍のマグロ50本が入荷。「品質の良いものがそろった」といい、最高値は1キロ4104円、1本当たりは昨年の倍近い45万360円(139キロ)の値が付いた。鮮魚ではタイやサワラをはじめ、栃木県で消費が多いアブラツノザメといった魚も並んだ。

青果物は、野菜や果実など284トンが入荷した。イチゴは50トンのうち「とちあいか」が6~7割を占め、昨年の4割ほどから比率を上げた。

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