アニメ「パトレイバー」の敵役設置へ 市役所に「グリフォン像」 茨城・土浦 マンホールカードも配布
茨城県土浦市は15日から、同市ゆかりのアニメ「機動警察パトレイバー」に登場する人間型作業機械(レイバー)の「グリフォン」像を同市大和町の市役所2階に設置する。併せてマンホールカードの第2弾として、グリフォンのカードを同日から配布する。同市は「地域の活性化とにぎわい創出に活用したい」としている。
グリフォンは、敵方のレイバーとして市内の研究所で開発されたという設定になっている。市政策企画課によると、像の高さは約80センチで作中設定サイズの10分の1。2022年1~2月に市内で開いた企画展での展示物と同じものを別途発注し、土浦亀城ライオンズクラブからの寄贈とする。15日は「お披露目会」と題し、午前11時半から関係者を集めて展示開始を祝う。
マンホールカードは、第1弾として主人公機の「イングラム1号機」を7月から配布している。今月までの配布枚数は、当初予定の6千枚を上回る約6500枚に達し、国内外から来訪者があったという。今回の第2弾は、グリフォンが入ったカードをデザイン。15日~1月9日は市民ギャラリー(同市大和町)で、年明け1月10日からは改修を終えて再開する市立博物館(同市中央)で、それぞれ配布する。
市は今年4月から、アニメとコラボした15種類のマンホールふたを中心市街地に設置。デザインマンホールのキーホルダーをカプセル玩具にして販売するなど、誘客に生かしている。
4日の定例記者会見で安藤真理子市長は「今後もマンホールカードの登録やグッズ作成などで、パトレイバーを積極的に活用したい」と話した。
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