無敵の笑顔で沸くステージ　前橋市で「ぐんまアイドルサミット」

群馬ゆかりのご当地アイドルが集う「ぐんまアイドルサミット」が3日、群馬県前橋市のホテル1―2―3前橋マーキュリーで開かれた。沼田市で活動する「上州真田武将隊 戦国茶屋娘」をはじめ計9団体が出演し、歌やダンスなどのパフォーマンスを披露。大勢の人が訪れ、会場は熱気に包まれていた。

「たくさん来てくれてありがとうございます」―。戦国茶屋娘の楽曲「茶屋れでぃ」で幕開け。大泉町観光大使の「CoCoRo学園」、群馬県の「あかぎ団」、埼玉県の「クロワッサン」、栃木・佐野市の「SANOブランドール」など、県内外で活動するアイドルが次々と登場した。

来場者から曲中に合いの手を入れる「コール」が起こり、ファンとの写真撮影でも盛り上がった。

コロナ禍で、県内外のアイドル活動は大きな打撃を受けた。イベントを企画した戦国茶屋娘も2019年11月に活動を始めた翌年から、ライブなどの活動ができない時期が長く続いた。

本県では東京圏に比べアイドルイベントが少ないことも課題だという。こうした事情から、戦国茶屋娘がチラシづくりやSNSでの発信など全て自身で企画し、小学生以下を入場無料にして初めて開催した。

リーダーのおちょぼさんは「久しぶりで不安で緊張したけど、とても楽しいステージだった。群馬のアイドル文化をもっともっと盛り上げていきたい」と話した。沼田市のファンの男性は「ご当地アイドルは距離が近いのが魅力で、明日を生きる元気がもらえる。またこういうイベントを企画してほしい」と満足そうに話した。