片山真理さんの特別展示始まる 県立近代美術館
上毛新聞
2017年1月23日
義足を題材にした作品などを手掛けるアーティストの片山真理さん(29)=太田市=の特別展示「帰途」が21日、高崎市綿貫町の県立近代美術館で始まった。昨年の瀬戸内国際芸術祭2016(香川県)で発表した立体作品や、新作のセルフポートレートなど13点を含めた38点を紹介している=写真。3月20日まで。
天井からつるされた網から、貝殻や髪の毛、ビーズを詰めたストッキングが垂れ下がる新作のほか、無数の手や自身の指を模した立体作品を古里の風景に溶け込ませたポートレートにも注目が集まる。
片山さんは、高校時代に同館の公募展「群馬青年ビエンナーレ」で入賞。美術を志すきっかけとなった同展(28日から)と同時期の開催となった。
月曜休館。問い合わせは同館(☎027・346・5560)へ。
関連展示として、同市新町のガトーフェスタハラダ本社ギャラリーでも片山真理「19872017」を開催している。2月8日まで。問い合わせは同ギャラリー(☎0274・40・3622)へ。
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