境内、染まる赤 茨城・桜川の薬王寺

茨城新聞
2022年11月23日

茨城県桜川市青木の薬王寺(寂室純敬住職)で紅葉が見頃を迎え、色づいたモミジが境内や山門周辺を赤く染めている。

同寺は法相宗の僧、徳一大師が808年に創建したとされる。寂室住職によると、境内には大小100本以上のモミジがあり、樹齢400年以上の古木をはじめ、樹齢300~400年のものが数本ある。例年同様に先月下旬から色づき始め、見頃は12月中旬まで続くという。

参拝者たちは境内を秋色に彩る木々を見つめ、写真に収めていた。妻と2人で訪れた同県笠間市のパート従業員、添田正晃さん(69)は「山門の形と紅葉の組み合わせが良い。紅葉が出迎えてくれているようだ」と話した。