「旅するシェフ」協力 高崎の食 おしゃれに 

上毛新聞
2016年6月1日

ㅤ高崎市の食の魅力を発信しようと、市内の食や観光の関係者らが30日、「高崎food-trip創造委員会」を立ち上げた。店を持たず、各地に足を運んで料理する“旅するシェフ”として知られる石川進之介さんにプロデュースを依頼し、ワークショップなどを通じて高崎産の農畜産物の可能性を探り、広めていく。

ㅤ同日は市内の結婚式場で、創造委員会メンバーや関係者が参加してワークショップ形式のイベントを開いた。石川さんがツナの缶詰に高崎産のベビーリーフやトマト、温泉卵などを載せると、あっという間におしゃれなおつまみが完成。参加者も思い思いの食材を載せて味わった。
ㅤ石川さんは高崎を定期的に訪れて食の魅力を発掘していく予定で「食は地域を元気にできる。そのために僕の力を使ってもらえたら」と話した。
キングオブパスタ実行委員会会長で、創造委員会の委員長に就いた青島真一さんは「石川シェフの力を借り、さらに高崎のおいしいものを発信していきたい」と述べた。
ワークショップ後、地元食材にこだわったイタリア料理のフルコースも振る舞われた。
ㅤ今後は7月におきりこみをアレンジするワークショップ、9月に果樹を活用した新メニュー発表を行い、10~12月ごろに都内百貨店などで活動の成果をPRする予定。