地元産野菜を販売 大洗 涸沼湖畔に交流施設

茨城新聞
2016年5月1日

ラムサール条約に登録された涸沼を望む大洗町成田町に整備された交流拠点施設「夕日の郷(さと)松川」が30日、本格オープンした。この日は地元産野菜の販売をはじめ、カヌー体験など多彩なイベントも行われ、家族連れらでにぎわった。

同施設は木造平屋建てで、農産物を販売する直売所や交流室などを備える。オープン記念イベントでは、シノに巻いたパン生地を炭火を使って焼き上げたり、隣接の松川漁港を発着点にカヌー体験教室が行われた。子どもたちがヤギと触れ合うコーナーも設けられた。オープン記念イベントは1日も行われ、2日間の記念イベント後は、農産物の販売などを行っていく。

同施設を運営するため地元住民でつくる「『夕日の郷松川』管理運営協議会」の佐藤巖会長(60)は「いよいよオープンした。活性化に向け地域の総力を挙げて取り組みたい。筑波山の方向に沈む美しい夕日の景勝地・松川をぜひ広めたい」と話していた。

同施設では「都市と農村との交流」を柱に、さまざまな体験メニューを展開していく。ジャガイモや大根、ミニトマト、落花生などの有料の収穫体験が計画されているほか、バーベキューやキャンプ、魚釣りなどの無料生活体験も企画していくという。

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