「五感で神様感じて」 常陸国総社宮、新しい授与品考案 茨城・石岡

茨城新聞
2021年12月31日

茨城県石岡市の常陸国総社宮(石﨑雅比古宮司)は、「いつでも神様と共に暮らす」をコンセプトに、「ひたみちのくにつもの」と名付けた新しいスタイルの授与品を開発し、オンラインでの取り扱いを含む頒布(販売)を始めた。

新授与品は、①インテリアにもなじむ優しいデザインの神札②オブジェやペーパーウェイトとしても使える「陶の小石」(陶造形作家、松本良太さん作)③リバーシブルで丸みを帯びた形のお守り④常陸国の山と海の恵みを味わえるグラノーラ(原料に同宮の献穀田で取れたお米使用)と清め塩-を詰めた箱入りのセット。緩衝材には、鎮守の森を思わせる香り豊かな杉のかんなくずを使っている。

「五感で神様を感じてもらえるように」と、同宮の神職たちが知恵を寄せ合って考案した。禰宜(ねぎ)の石﨑貴比古さん(43)は「新型コロナウイルスの影響が続く中で、神社を直接訪れられない人にも、神社の心を届けることができないかと考えた」と話している。

初穂料(価格)は8千円。注文の際、家内安全、健康長寿など願意(願いごと)を一つ選ぶことができる。オンラインでの申し込みは、同宮公式サイトから。メールや電話、直接同宮を訪れての申し込みもできる。納金を確認後、1週間ほどで発送する。

問い合わせは同宮社務所(電)0299(22)2233。

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