特産トマトで「餃子」 雨引小5年・木村君が考案 桜川コンテストV

茨城新聞
2015年12月10日

笠間青年会議所が募集した桜川市特産のトマトを使った料理コンテストで、同市立雨引小5年、木村風太君(10)の考案した「トマト餃子(ぎょうざ)」が優勝した。「トマト餃子」は市内の飲食店5店舗で現在特別メニューとして提供中。同青年会議所では「桜川の定番メニューになれば。今後は市内で開催されるイベントでも提供していきたい」と話している。

 コンテストは「美味しいトマトになりたくて 名物メニューを生み出そうin桜川」と銘打って地元小中学生と家族が考えたレシピを募集。約30のレシピの応募があり、その中から10品を10月25日に市内で開催されたコンテストで、実際に市民約160人に食べてもらい、投票で優勝者を決めた。

 トップに選ばれたトマト餃子は木村君と母親で考え出した。ギョーザの中身はひき肉にトマトやタマネギ、チーズ、バジルを調味料で味付けしたもの。ギョーザは揚げて仕上げる。普段から自宅で料理の手伝いをするという木村君は「ギョーザが好きなのでトマトを入れてみたらと思った」と振り返る。

 トマト餃子を実際に提供している飲食店「欧風食堂オラゲ」(同市上城)のオーナーシェフ、直井学さん(39)は「なかなか独創的で思い付かないのでは。いわばタコス感覚。お客さんの評判は上々です」と話す。

 同会議所の栗林亮太西地区委員長(29)は「5店舗の飲食店で現在、12月末までの期間限定でメニュー提供していただいているが、そのままメニューとして定着すればいい。ほかにも採用してくれる飲食店があればレシピを提供したい」と話している。

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