折り紙130点“百花繚乱” 元小山の美術館長・飯田さん 27日まで栃木で作品展

下野新聞
2021年6月3日

 【栃木】平柳町1丁目の呉服店「丸森」内ギャラリーで、小山市車屋美術館の前館長で折り紙作家飯田昌平(いいだしょうへい)さん(82)=神奈川県藤沢市片瀬=の作品展が開かれている。27日まで。

 飯田さんは白鴎女子短大(現白鴎大)で西洋美術史を教えていた際、教材に折り紙を活用。今年3月まで館長を務めた同美術館でも折り紙を使ったワークショップなどを行っていた。

 会場には「百花繚乱(りょうらん)」をテーマに、スズランやアジサイ、ツバキなど計約130作品が並ぶ。一般的な折り紙のほか、和紙や色画用紙など硬さや風合いが異なる紙を使い分け、立体や平面で四季の花を表現している。

 飯田さんは「折り紙は童心に返って楽しめる。一方で、作品作りには知性と感性の両方が必要で奥が深い」と魅力を語る。

 午前9時半~午後5時半。月曜と第1・3日曜、祝日定休。(問)丸森0282・23・1057。

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