真壁の街並み説明 桜川の市民団体、5カ所に看板設置

茨城新聞
2021年4月12日

茨城県桜川市真壁町で街並み保存に取り組む市民団体「ディスカバーまかべ」は、街並み案内看板を町内5カ所に設置した。歴史的建造物や通りの説明を、来訪者や地域住民に向け分かりやすく説明しようと設置した。同団体は、今後も看板の設置箇所を随時増やしていく予定という。

看板は、市観光協会の補助金を活用し、地元の書道家や大工の協力で作成した。看板が設置された5カ所は、長屋門が多く残り落ち着いた景観を見せる「飯塚通り」や、はりから柱にかけて松竹梅の埋め木細工が見られる「新宿上横町の埋め木細工」など。

同団体は約20年前にも町内3カ所で同様の看板を設置していたが、老朽化が進んだことから今回、2カ所を新しく建て替え、3カ所を新たに設置した。吾妻周一会長(67)は「初めて真壁に来た人が、散策を楽しめるよう看板を作った。地元の人も看板を通して、わが町への興味や誇りを持ってもらえたら」と話した。

真壁街並み案内ボランティアの一員で、自宅の門の前に「飯塚通り」の看板が設置された市塚領子さん(67)は「コロナで街並み案内がなかなかできない中、設置はありがたい」と感謝した。

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