ミズクラゲ1万匹展示、18日に新ゾーンオープン 茨城県大洗水族館 VR活用サメ水槽も

茨城新聞
2020年12月17日

アクアワールド茨城県大洗水族館(大洗町磯浜町)は18日午後6時、新展示ゾーンをオープンする。関東最大級となる約1万匹のミズクラゲ展示を開始し、VR(仮想現実)を活用した「サメ水槽」も設置した。

ミズクラゲが入る大型クラゲ水槽は幅約4.3メートル、高さ約2メートルあり、バックライトによる色彩を変化することができ、四季の移ろいなどを表現している。時間を忘れて神秘的な非日常空間を演出したという。ミズクラゲは全て同館で誕生したという。

このほか、「サメVR水槽」も運用を始める。ホホジロザメなどが遊泳する姿を映像で見ることができ、サメが観覧者の動きに反応する仕組みや、生態を学べる「解説モード」を取り入れた。

飲食コーナーは落ち着いたスペースにリニューアル。メニューには、若い世代を意識して写真映えするように、色鮮やかなゼリーの上にアイスをのせたフロートや、揚げたサメ肉とクラゲを使ったホットドックを新規追加した。

今後の夜間営業では、夜間限定のイルカショーを開催していく。計55台のカラーライトがダイナミックな動きに合わせて変化するほか、ショー中にはトークを一切なくし、新スタイルを楽しめるという。同館によると、ファミリー層のほかに、新たに大人にも楽しんでほしいとしている。

16日には公募の町民約500人と報道機関に事前公開。祖母と一緒に来た関根若奈さん(13)は「水槽の色が変わったりして、きれいだった。水族館のイメージがだいぶ変わった」と喜んだ。

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