マンホールに布袋寅泰さんのギタリズム柄

上毛新聞
2019年10月11日

 街のにぎわいを創出しようと、群馬県高崎市は8日、同市出身のギタリスト、布袋寅泰さんとコラボレーションしたマンホールのふたを高崎芸術劇場(同市栄町)向かい側の歩道に設置すると発表した。9月20日に開館した同劇場の完成を祝い、布袋さんがトレードマークの「ギタリズム柄」を提供した。設置場所はJR高崎駅東口から徒歩約5分と近く、同劇場を背景にマンホールの写真を撮影できるため、話題を集めそうだ。

 東毛広域幹線道路沿いの太陽誘電高崎グローバルセンター前に11日午前10時ごろ設置する。ふたは直径60センチ、重さ約60キロ。布袋さんのトレードマークとして知られる白黒の幾何学模様「ギタリズム柄」と「布袋モデル」のギターが描かれ、名前も記されている。

 市は同劇場の開館に先立ち、ピアノやギターなど6種類の楽器を描いた濃い赤茶色のマンホールのふた11枚を近くの歩道に設置。デザインを検討する際、「高崎出身のギタリストといえば布袋さん。目玉となる特別なマンホールを作れないか」と布袋さんに協力を依頼したところ、快く引き受けてくれたという。

 布袋さんはロックバンド「BOφWY」の元メンバーで、2012年に英国へ移住。16年に同市のもてなし広場でアマチュアオーディションのゲストとして無料ライブを行ったり、高崎アリーナで昨年開かれたライブ「GBGB2018」で本県出身のROGUEと共演するなど、古里を大切にしている。

 また、バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)、群馬クレインサンダーズのホーム戦では最終クオーターに布袋さんの代表曲「スリル」が流れる。子どもから大人まで会場が一体となって踊る光景はチームの風物詩となっており、年代を問わず多くの県民に親しまれている。

 布袋さんは5月にリリースしたアルバム「GUITARHYTHM Ⅵ」を携え、12月24、25の両日、同劇場でコンサートを開く予定。