牛久のシャトーカミヤ 地元小麦使いビール 国際審査会で金賞

茨城新聞
2015年10月30日

日本初の本格的ワイン醸造場「シャトーカミヤ」(牛久市)が地元産小麦を使ったビール「牛久ホワイト」を開発した。9月に開かれた国際的なビールの審査会では金賞を受賞。商品を発案したシャトーカミヤの川口孝太郎営業推進部長は「受賞はびっくり。小麦を使い香りのあるビールができた」と話した。
牛久ホワイトは市が全額出資する農業生産法人「うしくグリーンファーム」が生産した小麦「ゆめかおり」120キロを使用。ビールの原料である大麦やアメリカ産ホップに生の小麦を約3割加え、シャトーカミヤの牛久ブルワリーで醸造した。
生の小麦を使うため、従来のビールより半透明で、柔らかな口当たり。香りもよく出て、フルーティーな味わいがあるという。
川口さんは市の農業振興検討委員も務め、地場産品の活用を目指す市の取り組みに共感。これまで小麦粉を使った商品開発を試みてきたが、「小麦を前面に押し出した商品で特色を出すことは難しかった」(川口さん)という。
だが今年、川口さんはグリーンファームに精白していない玄麦があることを知り、「小麦粉では特色を出せない。米は精米しない玄米の方がにおいが強い。麦ももみがついている方が香りが出て、ビールを造れば特徴づけできるのでは」と発案した。
ビールは製造試験を経て、今夏完成。13カ国から355銘柄が出品されたインターナショナルビアカップ2015(横浜市)では金賞を受賞した。
牛久ホワイトはシャトーカミヤ内のレストラン内で提供されている。売店では330ミリリットル540円で購入できる。川口さんは「爽やかなフルーティー感を味わってほしい」と話している。

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