新時代も威勢よく 【とちぎアフターDC】鹿沼・彫刻屋台まつり

下野新聞
2019年5月7日

 新時代「令和」を祝い、栃木アフターデスティネーションキャンペーン(DC)の特別企画「鹿沼春の彫刻屋台まつり」が夏日となった3日、鹿沼市中心部の例幣使街道、古峯宮通りなどで行われた。彫刻屋台23台が集合、同市内の郷土芸能も披露され、約5万7千人(実行委員会発表)が足を運んだ。

 昨年に続いての開催。10月に行われる国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産「鹿沼今宮神社祭の屋台行事」でしか見られない豪華絢爛(けんらん)な彫刻屋台の「揃(そろ)い曳(び)き」やお囃子(はやし)の競演「ぶっつけ」が威勢よく繰り広げられた。

 今回は特別に国選択無形民俗文化財の「生子(いきこ)神社の泣き相撲」や「板荷のアンバ様」なども繰り広げられ、祭りを盛り上げた。東京都品川区西五反田、城南信用金庫の渡辺泰志(わたなべやすし)理事長(60)は「初めて見ましたが、屋台の彫刻が素晴らしく活気がある祭りです。今度、顧客のツアーに鹿沼を組み入れたい」と話していた。