《茨城いちばん》淡水真珠 輝きは半永久的

茨城新聞
2018年3月4日

淡水真珠は、イケチョウガイなど淡水生の二枚貝を母貝とし、湖や川などで主に養殖される。アコヤガイなどを使って海で養殖する一般的な海産真珠が人工核の周りに真珠層があるのに対し、淡水真珠は人工核を使用していないため真珠層が深く、上品な光沢を放つ。2015年の県内生産量は65キログラム。少ないようだが、国内全体の8割弱を占める一大産地だ。

牛久市猪子町の「明恒パール」は、霞ケ浦や新利根川での養殖から加工、販売までを一貫して行う全国でも珍しい淡水真珠専門店。商品として店頭に並ぶまでには約5年、大きいものでは10年の歳月を要する。

海産真珠は傷が付くと表面がめくれることもあるが、淡水真珠は全体が貝と同じ成分のため表面が硬く、磨けば傷は修復され、末永く愛用できる。北尾正一社長(88)は「表面だけが真珠の海産真珠と違い、淡水真珠は芯から100%天然真珠。汗や水にも強く、半永久的に輝き続ける」とアピールする。

特別な手入れやケアがいらない上、ホワイト、オレンジ、パープルなどの色彩や形がバラエティーに富んでいることから、近年は若い女性らの支持を集めている。

同店のアクセサリー製作体験教室は、世界に一つしかないオリジナルアクセサリーが作れるとあって、連日、大勢の参加者でにぎわっている。

都内や近県からの客も増えており、「淡水真珠が少しずつ浸透してきている」と手応えを感じる北尾社長。「茨城産真珠を関東だけでなく、全国に広めたい」と意欲を見せた。 

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