ゆるキャラ全国5位 「いなのすけ」商品続々 稲敷

茨城新聞
2018年1月10日

稲敷市のマスコットキャラクター「稲敷いなのすけ」が、「ゆるキャラグランプリ」で県勢過去最高の全国5位(県内1位)に輝いたことを祝って、市内の店舗でマグカップや和菓子、パン、ロールケーキなどいなのすけ関連商品が相次いで販売されている。全国区の人気者となった、いなのすけ効果もあり、連日完売の店舗があるほか、遠方から買い物に訪れる客もいる。関係者は「いなのすけは商品にしたくなるかわいらしさがある。人気にあやかって、町にも活気が生まれれば」と期待を寄せる。

同市江戸崎のショッピングセンター2階にある婦人服・雑貨店「レクラン」。レジの脇にはいなのすけコーナーが設けられ、バッジやキーホルダーなど15種類約300点を取り扱う。グランプリで結果が発表された直後の11月下旬に記念のマグカップを製作した。森永宏幸店長(51)は「『かわいすぎるので、グランプリでも応援した』という東京の若い女性から、関連グッズの注文が1万円分あった」と笑顔。2月からは、要望の多い縫いぐるみの販売も予定する。

同市の江戸崎商店街の一角にある青木菓子店では、いなのすけの顔を精巧にかたどった和菓子を1日20個限定販売。考案者の池田和輝さん(28)と青木利浩社長(46)は「神栖市から来店した家族連れもいた。今は毎日、ほぼ完売。人気が続くようなら、増産も考えたい」と話す。

同商店街にある福本菓子店で、いなのすけの顔の形をしたあんパンを販売する福本恒夫店主(67)は「商店街は昔に比べて人通りがなく、寂しい。いなのすけの力で少しでも町が元気になれば」と期待。記念のロールケーキを販売する東郷菓子舗の東郷和之代表(55)も「稲敷の名前を全国に広めてくれた感謝の気持ちで作った。『稲敷に来て良かった』と思えるよう、私たちも頑張らなければならない」と気持ちを引き締める。

稲敷市上君山に工房を構えインターネットなどで手作りの洋服や小物を販売する墳崎(つかざき)嵩史さん(32)は、1月から、いなのすけをプリントしたポーチとリュックサックを売り出す予定。墳崎さんは「いなのすけのTシャツなど、この時季にあまり売れない服が売れており、全国5位になった効果を実感する。いなのすけの愛くるしさはファッションとも相性が良い。日本一クールないなのすけ商品を世に出したい」と製作に励む。

市によると、いなのすけは犬の姿を借りた妖精で、「2018年は戌(いぬ)年なので、今まで以上に注目されるはず。僕の商品を目当てに稲敷に来てもらえるように、もっと人気者になりたいワン」と意欲を見せているという。 

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