発売3カ月、1500万食販売 タカノフーズ「すごい納豆S-903」

茨城新聞
2017年6月19日

納豆メーカー大手、タカノフーズ(小美玉市野田、高野成徳社長)が2月末に発売した「すごい納豆S-903」の売れ行きが好調だ。通常の納豆菌と比べて免疫機能が約1・5倍と高く、たれにも免疫力を高める乳酸菌を配合したこだわりの商品。大学や研究機関との研究により、インフルエンザ予防や花粉症の緩和などの効果が確認されたこともあり、販売開始から3カ月で当初計画の2倍超の1500万食分を売り上げる人気商品となっている。

同商品は、「納豆菌の強さを味方に」をコンセプトに、同社が保有する2200種以上のオリジナル納豆菌の中から、免疫効果が確認された特許取得菌「S-903納豆菌」を使用。たれには、乳製品メーカー、森永乳業(東京)が開発した免疫効果がある「シールド乳酸菌」を配合した。

現在は、スーパーやコンビニエンスストアなどで、3パック入り213円(税込み)で販売。女性を中心に好評で、同社が5月に商品を購入した20~60代の既婚女性806人を対象に行った調査では、8割以上が「満足している」「今後も買いたい」と回答した。

今後は、より多くの消費者に食べてもらうため、内容量や味、パッケージデザインなどを変えてラインアップを拡充する方針。

同社は「菌に着目した納豆で、新たな付加価値を提供することができた。健康価値だけでなく、味の面でも満足してもらえたと思う」としている。 

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