全国新酒鑑評会 「渡舟」2年連続金賞 石岡の府中誉

茨城新聞
2017年5月28日

今年の全国新酒鑑評会で、石岡市国府5丁目の酒造会社「府中誉」(山内孝明社長)の「渡舟(わたりぶね)」が、2年連続で金賞を獲得した。

同社5回目の金賞となるが、特に今回、香味を整える醸造アルコールを添加せず、復活栽培している明治・大正時代の幻の酒米「渡船」だけで造った純米大吟醸で初めて出品しての受賞。こだわりが評価され、山内社長は「純米で取るのが夢だった。地元の農家と手塩にかけてきた酒米。現場の蔵人たちの研さんの結果」と喜んだ。

鑑評会は独立行政法人・酒類総合研究所と日本酒造組合中央会が毎年主催し、今回で105回目。日本酒の製造技術などを競う大会で、今年は全国から860点が出品され、242点が金賞に選ばれた。

渡船は、多くの酒造会社で使われている高級米「山田錦」の親に当たり、濃醇(のうじゅん)な酒を造る酒米として当時全国で栽培されていたが、病害虫に弱く、背が高く稲穂が倒れやすいなど栽培が難しく、約70年間作る人が途絶えていた。

山内社長が常務時代の1989年、「県産の酒米で独自の地酒を造りたい」と農水省農業生物資源研究所(つくば市)に冷凍保存されていた幻の酒米の種もみ14グラムを譲り受け、石岡市八郷地区の農家と栽培復活を成功させた。

受賞酒の出来栄えについて山内社長は「ふくよかで爽やかな香りと味が出た」と評した。

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