恐竜の最新想像図募集 茨城県自然博物館

茨城新聞
2017年1月15日

茨城県自然博物館は「動く恐竜」の展示リニューアルに先立ち、一般から恐竜のイラストの募集を始めた。募集するのは、約6600万年前の中生代白亜紀後期に生息したティラノサウルスとトリケラトプスをイメージしたイラスト。恐竜の想像図は近年、姿勢や体色など最新の研究成果が出たことから、大きく刷新されている。作品の募集は、新しい恐竜のイメージについて関心を高めてもらう狙いがある。

最新の研究によると、ティラノサウルスは、特に幼体について羽毛が生えていた可能性が高いと指摘されるようになった。またトリケラトプスも前足の姿勢など、従来像が修正されるようになってきている。

同館は来年、子どもたちの人気を呼んできた「動く恐竜」を大幅にリニューアルする。最新の研究成果を反映させた姿のティラノサウルスの成体と幼体、トリケラトプスの計3体を新たに配置する。公開は3月18日。リニューアルは開館以来初めてになる。

募集するイラストの大きさはA4サイズで、画材の指定はない。応募作品は17日~4月9日の間、同館に順次展示される。応募期間は3月31日まで。

同館企画課の松浦卓也さん(30)は「子どもから大人まで幅広く作品を募集している。送られてきたものは全て展示したい。イメージ図にとらわれず、描いてもらえれば」と話している。

問い合わせは同館(電)0297(38)2000

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