商店街、日替わり入居 組合が飲食店運営支援、水戸

茨城新聞
2017年1月14日
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日替わりで入居店舗が入れ替わる「南町キッチン」が、水戸市の中心市街地にオープンした。地元商店らでつくる組合が空き店舗を借り上げ、曜日ごとに飲食店などの出店希望者に低料金で貸し出していく。増えつつある空き店舗の活用に加え、リスクを抑えた新規出店を支援することで、将来的には近隣への本格出店につなげたい考えだ。

南町キッチンは南町二丁目商店街振興組合(中村真一理事長)が6日、水戸市南町2丁目の西洋倶楽部ビル1階に開設。建物の所有者から空き店舗だったテナントを借り上げ、飲食店などを中心に貸し出す事業をスタートさせた。

店内にはガスやオーブン、冷蔵庫など基本的な厨房(ちゅうぼう)設備のほか、製氷機、精算機、食器類なども用意。テーブルと椅子も8組そろえ、30人ほどの定員で利用できる。料金は光熱費や水道代も含め、1時間当たり千円に設定した。

既に10日から、薬膳料理教室などを展開するジオフーズ(日立市)が、毎週月曜と火曜の午前10時~午後2時に薬膳カフェ「一汁三菜」を出店。中国の伝統的な医学に基づいて調理された薬膳に、水戸藩ゆかりの薬草などを組み合わせた料理を提供している。

メニューは日替わりの「本日の一汁三菜」(850円)や汁物「アーモンドミルク白鍋」(300円)のほか、弁当(550円)なども提供。県主催の県北地域ビジネスプランコンペティションで優秀賞に選ばれた「ジオ丼」(1080円)も予約販売している。同社の宮沢孝子社長は「食の視点で水戸のまちのにぎわいに協力したい」と話す。

このほか、毎週金曜のランチタイムには、カレー店の出店も決定。同組合では飲食店にかかわらず、サークルの会合やイベント開催などの利用も促していく考えだ。

新規出店には店舗への設備投資など経済的な負担は大きく、個人事業主らにとってこうしたリスクの低減は課題だ。南町キッチンの活用は出店時の投資を抑制できるほか、店舗運営における将来展望を見極めた上で本格出店に乗り出せるという利点もある。

同組合の担当者は「出店にチャレンジしたい主婦や仲間同士の取り組みを支援し、多彩な店舗を増やしたい。ここでの出店を足掛かりにして、将来的には中心市街地に常設の店舗を構えてもらえれは」と話している。

出店に関する問い合わせは同組合(電)029(221)9522。 

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