群馬のすき焼き「いける」 高崎でPRイベント 高山さん最優秀賞

上毛新聞
2016年11月29日

29日の「ぐんま・すき焼きの日」を前に機運を高めようと、高崎市内のホテルで27日、県が主催する「ぐんまのすき焼きを囲む会」が開かれた。第1回「ぐんま・すき焼き弁当コンテスト」の表彰式が行われたほか、上州和牛と県産食材を使ったすき焼きが振る舞われ、関係者ら多くの来場者が群馬のすき焼きに親しんだ。

同コンテスト最優秀賞に輝いたのは、同市井野町の高山章さん(40)。県のマスコット「ぐんまちゃん」をターメリックライスで形作り、その脇にすき焼きをたっぷり詰めた「群馬愛まる出し 俺のすき焼き弁当」を出品した。高山さんには、盾と副賞が授与された。
高山さん自身、弁当を考案するうちに群馬のすき焼きを身近に感じるようになったという。「受賞は大変うれしい。多くの人にすき焼きを楽しんでもらいたい」と喜びを語った。
コンテストには県内外の49チームが出品。入賞作品を中心に、今冬にも商品化を検討しているという。優秀賞には県食肉事業協同組合連合会「ぐんまちゃんのすき焼きいなり弁当」が選ばれた。親子参加の塗り絵コンテスト入賞者表彰式も実施した。
囲む会には「ぐんま・すき焼き応援サポーター」代表で、アイドルグループ「アップアップガールズ(仮)」の新井愛瞳さんとぐんまちゃんも駆け付け、会場を盛り上げた。表彰式後は各テーブルにすき焼きが振る舞われ、参加者は県産食材をふんだんに使ったすき焼きを味わっていた。

≪県がキャンペーン≫ 都内27飲食店 特別メニュー 29日から
県は、制定2年目の「ぐんま・すき焼きの日」(29日)に合わせたキャンペーンを展開する。協力関係にある東京都内27の飲食店が特別メニューを提供するほか、県内の小売店ですき焼き用食材の購入を促す。すき焼きに絡め、県産食材のPRを県内外で同時期に行うのは初めて。県産100%の「すき焼きセット」や関連グッズなどが当たるプレゼント企画も用意している。
都内では協力店が工夫を凝らし、29日~12月8日にピザやコロッケ、カレーなどをすき焼き風にアレンジした料理を提供する。県産農畜産物の認知度アップに向け、今年で8回目を迎える「ぐんま食彩フェア」の一環で実施。関連して、12月上旬に首都圏47の小売店で試食や特売が行われる。
県内では、29日~来年1月15日に「ぐんまのすき焼き定着キャンペーン」を行う。2回目で、昨年より43店舗多い230の旅館やホテル、飲食店、スーパーなどが協力。すき焼きを食べたり、すき焼き用として購入した食品のレシートを添えて応募すると、すき焼きセットなどが当たる。応募用紙は各店舗や、農業情報サイト「ぐんまアグリネット」で入手できる。

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