鬼怒沼行き登山届ポスト 奥鬼怒温泉に設置 日光市

下野新聞
2016年7月14日

 【日光】8月11日の「山の日」施行を前に、市は川俣の鬼怒沼湿原に至る登山道入り口に、栗山地区で初めて登山届ポストを設置した。16日から運用を開始する予定。鬼怒沼湿原を訪れる登山客のルートを把握し、遭難が発生した際に迅速に対応するのが狙い。設置を要望していた奥鬼怒温泉郷の旅館は「登山届の提出で、少しでも事故防止につながってほしい」と話している。

 標高約2千メートルにある鬼怒沼湿原は、往復約5~6時間を要する中級者コースとして知られる。しかし登山届ポストはなく、日帰りで訪れる登山客の登山ルートや人数の把握が難しいなどの課題があった。未認知の遭難や滑落を懸念し、奥鬼怒温泉郷の旅館は数年前から市に相談していた。

 市栗山観光課は12日、登山届ポストを登山道入り口にある旅館「日光沢温泉」(根本智規(ねもととものり)社長)に設置した。木製で高さ約150センチ。引き出しの中に登山届用紙が入っており、そのままポストに投函(とうかん)できる仕組み。用紙の回収など基本的な管理業務は同課が担当する。

 登山客の安全確保などに期待がかかるが、一方で登山届提出は義務ではない。県内では昨年62件の遭難事故が発生したが、登山届を提出していたのは10%以下。認知が進まないなど多くの課題があり、同課は「登山届提出の注意喚起や周知を図りたい」と話している。

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