北関東初、水素ステーション 週2回燃料電池車に補給 つくば
茨城新聞
2016年4月7日
燃料電池自動車に水素を補給する移動式水素ステーション「つくば春日水素ステーション」の開所式が6日、つくば市春日1丁目の同市中央消防署跡で開かれた。ステーションには燃料供給用の設備を搭載したトラックが週2回訪れ、水素を供給する。営業開始は北関東3県で初めて。
ステーションは、県と市が、5月に開催される「G7茨城・つくば科学技術大臣会合」を機に、事業者と設置に向けた交渉を進めてきた。
開所式には橋本昌県知事、市原健一つくば市長らが出席してテープカットを行った。橋本知事は「大臣会合ではつくば市に水素ステーションがあることをアピールしたい。水素社会の実現への第一歩だ」とあいさつ。市原市長は「G7開催のこの時期が、つくば市の水素への取り組みを世界に発信するいい機会」と強調した。
同ステーションでは毎週水曜日と金曜日の正午~午後2時、燃料電池車に水素補給できる。空の状態から満タンにすると、充填時間は約3分、料金は約5000円(税別)。県と市は16年度、公用車として燃料電池車各1台を導入予定。
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