特産キャベツで酢とピクルス ブランド立ち上げ販売 嬬恋の女性農家
上毛新聞
2016年3月30日
ㅤ嬬恋村のキャベツ農家、松本もとみさん(51)が、村の土産品ブランド「妻の手しごと」を立ち上げた。第1弾として、村産のキャベツを使ったキャベツ酢と、キャベツ酢で漬けた大豆のピクルスを発売。女性目線でパッケージにもこだわり、全国でも珍しいキャベツ酢の販路拡大を目指す。
ㅤキャベツ酢はもともと、県農業技術センターと嬬恋村、川場村農産加工が開発した。搾ると独特の臭いがするため難しいとされるキャベツの加工に取り組み、製品化したが販売手法が決まっていなかった。
ㅤ農家の女性が手作りするものを村の土産として売り出したいと考えていた松本さんが事業を受け継いだ。新たに紫キャベツを使った酢と、2次加工品として村産大豆のピクルスを開発。ブランドを立ち上げ、1月に村内のスーパーと観光施設で販売を始めた。
ㅤ数カ月かけて熟成するキャベツ酢はうまみ成分が生まれ、深い味わいと甘い香りが特徴。松本さんは「野菜でできた酢なので野菜料理に合う。仲間を増やし、今後も“愛妻の村”の妻たちによる手作り品を開発したい」としている。
ㅤ酢は120ミリリットルで756円、ピクルスは65グラム540円。
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