かれんな花 登山道に彩り 那須岳、ミネザクラ咲く

下野新聞
2022年5月27日

那須町湯本の那須岳(茶臼岳)でミネザクラが咲き、山肌に彩りを添えている。26日は天候に恵まれ、かれんな花に誘われ足を止める多くの登山客の姿が見られた。

ミネザクラはバラ科の落葉広葉樹で、別名「タカネザクラ」。那須岳では、牛ケ首から南月山にかけての登山道沿いに多く自生する。高さ2、3メートルほどで、直径1、2センチの濃淡のあるピンク色の花を咲かせる。

「那須ロープウェイ」の江田康範(えだやすのり)所長(74)によると、今年は例年通り今月上旬に開花。昨年より花数は多く、天候次第では6月初めまで見られる。「ミネザクラの後はアズマシャクナゲが咲く。那須岳の季節の移り変わりを感じてもらいたい」と話した。