善意のツツジ 名所華やかに 茂木の花の山 300本、谷田部さん寄贈
下野新聞
2021年4月24日
【茂木】小貫、谷田部信伊(やたべのぶい)さん(83)が小山の「樹の花自然園 花の山」に寄贈したツツジ類約300本が、開花期を迎えた。谷田部さんが自宅で栽培してきたツツジが同園に一層の彩りを添えている。寄贈したのはキリシマツツジ約250本、ミツバツツジ30本など。自宅の畑で栽培していたが、「皆に見てもらいたい」と寄贈することを決めた。先月下旬、同園が町シルバー人材センターの手を借り、2日間かけて延べ40人で掘り出し、園内に移植した。
大半を占めるキリシマツツジは、樹齢15~20年で高さ2メートルほどある。例年より早く深紅の花が開き、今週末にかけてが見ごろという。同園を運営する「もてぎツーリスト」の谷中裕一(やなかひろいち)理事長は「貴重なもので、大変感謝している。高さ2メートルもあるものはあまりない」と感謝した。
園内には数十種、約5千株のツツジがあり、次々に見ごろを迎えている。例年より開花は全体に早く、今は淡いピンクの大輪の花を開くクロフネツツジなどがピークを迎えている。(問)花の山0285・65・1187。
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