常陸牛のハヤシ、奥久慈しゃもの蕎麦 茨城県産食材、消費増へ新商品 セブン-イレブン

茨城新聞
2020年12月28日

セブン-イレブン・ジャパンは茨城県特産の常陸牛や奥久慈しゃも、常陸秋そばを使った新商品を開発した。新型コロナウイルス感染拡大で外食需要低迷の影響を受ける県産食材の消費拡大につなげるのが狙い。

発売するのは「濃厚デミのハヤシライス 常陸牛肉使用」(680円)と「奥久慈しゃも使用つくね蕎麦(そば) 常陸秋そば粉使用」(648円、いずれも税抜き)。ハヤシライスは茨城、福島両県、つくね蕎麦は茨城県内643店で扱っているほか、栃木県内でも販売している。いずれも期間限定。2008年に県と結んだ地域活性化包括連携協定に基づくもので、今後は新酒の時期に合わせ、来年2月以降に県内の地酒を販売する予定。

同社役員らが県庁を訪れ、大井川和彦知事に新商品を紹介。つくね蕎麦を試食した大井川知事は「こしがあって老舗のそば屋さんのよう」と感想。飯沼一丈執行役員は「生産者が真心を込めて作ったものを、おいしい形で提供して茨城の経済活性化につなげたい」と話した。