コミミズク 安息地の冬  渡良瀬遊水地に飛来

下野新聞
2020年2月12日
止まり木で羽を休めるコミミズク

 栃木市の渡良瀬遊水地にコミミズクが飛来している。その姿を撮影しようと、周辺には望遠レンズを携えた多くの野鳥愛好家らが訪れている。

 コミミズクはフクロウ科の渡り鳥。10月下旬には越冬のためロシアや中国から飛来する。全長は40センチほどで、翼を広げると1メートルほどになる。

 同市藤岡町帯刀の巴波川河川敷付近では10日、餌のネズミなどを求めてヨシ原を飛び回ったり、止まり木で羽を休めたりする姿が見られた。

 自然保護団体「わたらせ未来基金」の内田孝男(うちだたかお)さん(68)は「今季は例年通り3、4羽の飛来を確認した。ヨシ焼きが行われる3月下旬ごろまでいるのでは」と話していた。

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