柔らかに浮かぶ世界遺産 日光山輪王寺 「竹あかり」試験点灯
下野新聞
2019年11月1日
【日光】世界遺産日光山輪王寺の「竹あかりライトアップ」が1~4日、徳川(とくがわ)3代将軍家光(いえみつ)の霊廟(れいびょう)、国宝大猷院(たいゆういん)、常行堂(じょうぎょうどう)を舞台に行われる。31日夜には試験点灯が行われ、境内は竹から漏れる柔らかな発光ダイオード(LED)の光に包まれた。
竹あかりは、宇都宮共和大シティライフ学部の学生約30人が地域社会実習の一環で制作。デザインは熊本の企業のサポートで、竹は若山農場(宇都宮市宝木本町)の約150本を使い1カ月かけて準備した。
リーダーの日光市板橋、1年小松大騎(こまつだいき)さん(19)は「竹の穴開けが難しかったが、なんとか完成した。世界遺産の会場で作品を披露できてうれしい」と話していた。
午後4時半~8時。入場料大人550円、小中学生250円。期間中、三仏堂前の逍遥園(しょうようえん)-大猷院間を無料シャトルバスが運行する。(問)同寺0288・54・0531。
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