《茨ぱん》自家製酵母パン くるみと黒カシスとクランベリー パンさいとう(つくばみらい市)

茨城新聞
2019年5月19日

「自家製酵母パン」は「香ばしくみっちりして食べ応えがある」と店主の斎藤亜紀子さん。ナッツやドライフルーツなどを入れ、常時3~5種類を作る。中でも甘酸っぱい果実入りの「自家製酵母パン くるみと黒カシスとクランベリー」は根強い人気という。自家製酵母種は干しぶどうとライ麦全粒粉の2種類。「おいしいパンを焼くために、毎日種つぎする。粉と水で栄養を与え、種を元気にする」。実は「自家製酵母を育てる面白さ」に魅せられ、パン店で働いていた。「酵母は30度を超えるとだれるし、寒いと動きが鈍くなる。人間と同じ」

2014年自宅の一角で店を開いた。TXみらい平駅近くの住宅地にあり、客は「ほぼご近所さん」。1人でパン作りなど店を切り盛りするため、週の半分は仕込みに充てる。「毎日食べても飽きないパンを作っていきたい」と話す。25日には「つくばパンまつり」(つくば市)出店のため、19~28日は店を休む。

自家製酵母を使ったハード系だけでなく、食パンや菓子パンなど国産小麦を中心に約20種類を作る。「パンドミー」=同左=は「バターやてん菜糖を使っているが、味はあっさりやわらか」。クルミあんパンの粒あんやクリームパンのカスタードも手作りする。

つくばみらい市紫峰ケ丘1の16の6
定休は日曜・月曜・火曜・水曜(月1、2回水曜営業)
営業時間は午前11時~午後6時(売り切れ次第終了)
(電)0297(44)7272

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