かみね動物園に新施設 18日開館 トカゲやウミウ 42種展示 日立

茨城新聞
2018年11月17日

日立市かみね動物園(同市宮田町5丁目)で整備が進められていた爬虫(はちゅう)類の新獣舎「はちゅウるい館」が18日、オープンする。ワニやトカゲ、ヘビ、カメと市の鳥ウミウなど計42種類の生き物が展示される。同園によると、北関東3県で爬虫類の展示施設は初めて。開館に先立って16日、報道陣に内部が公開された。

同園には約10種の爬虫類とウミウが飼育されていたが、獣舎は分散し、老朽化も激しかったことから、同園職員のアイデアを採用し、昨年6月に迎えた開園60周年の記念事業として整備された。

ゾウ舎脇の斜面に建てられ、2階から入って1階に回る構造。世界各地から新たに約30種の爬虫類を加え、吹き抜けの展示コーナーを設けるなど見せ方も工夫。ウミウが水中に潜って餌を取る姿も観察できる。

南米に生息するグリーンイグアナやアラビア半島にいるエボシカメレオン、成長すると体長が2メートルを超す南米のクチヒロカイマン、世界で2番目に大きい陸亀アルダブラゾウガメなどが展示されている。

生江信孝園長は「爬虫類の魅力を多くの人に知ってほしい」と来館を呼び掛けている。

この日は市が実施した旅行雑誌のライターなどを対象とするメディアツアー一行も同館を視察した。

18日は記念式典の後、午前11時から一般公開となる。 

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