収穫、22、23日に試食販売 今年からJAS有機米 小山の「ふゆみずたんぼ米」

下野新聞
2018年9月19日

 【小山】冬の間に水を張った田んぼで育てた「ふゆみずたんぼ米」の稲刈りが18日、生井地区で行われた。農薬を使わずに雑草を抑制しながら、土中の微生物やイトミミズなどの生息を促し土壌を豊かにする農法として、市が2012年から推進している。

 現在「ふゆみずたんぼ実験田推進協議会」の農家13軒が、思川西部の実験田計約9ヘクタールで取り組む。このうち5軒が20年の東京五輪を前に国際的に通用する日本農林規格(JAS)を申請し、本年度から有機米として正式に認められた。

 この日は協議会の松本治(まつもとおさむ)会長(72)らが稲刈りを行った。猛暑の影響が懸念されたが、松本会長によると収量は例年並みで「10アール当たり5~6俵は取れそう」という。

 収穫したふゆみずたんぼ米は22、23の両日、下国府塚(しもこうつか)の道の駅思川で、試食販売が行われる。

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