群馬・太田市の冠稲荷、県内初の「オートバイ神社」認定 27日に交通安全祈願祭 ライダーの安全祈願の場や休憩所に

上毛新聞
2026年10月1日

二輪車の安全祈願の拠点となる「オートバイ神社」に、群馬県太田市細谷町の冠稲荷神社が県内で初めて認定され、24日に境内で鎮座祭を行った。県内外のライダーが参拝し、交通安全を祈った。自身もオートバイ愛好家の大塚嘉崇宮司(44)は「ライダーが気軽に立ち寄り、安全運転を意識してもらう場にしたい」と話している。

オートバイ神社は、 一般社団法人日本二輪車文化協会(東京都)が認定する神社。宗教的な目的でなく、安全祈願の場やツーリングライダーの休憩所となる、地域のランドマークを目指している。現在67カ所が認定されているが、本県にはなかった。

オートバイの魅力について運転歴25年の大塚宮司は「訪れた地の魅力や文化をじかに感じることができる、人生を豊かにしてくれる乗り物」と語る。「導きの神」で道中の安全を守るとされる猿田毘古(さるたひこ)をまつり、毎年9月に交通安全祈願祭を行っていることもあり、境内に祠(ほこら)を設け認定を受けた。

鎮座祭ではライダーが愛車で訪れて安全を祈願し、祠の前で写真を撮っていた。定年退職後に各地のオートバイ神社を訪れているという埼玉県越谷市の堀内順也さん(60)は「静かで歴史を感じさせる神社。これを機に一層の安全運転を心がけたい」と話した。

同協会の加藤稔ランドマーク認定部会長(69)は「群馬にもできたのは喜ばしい。多くのライダーに親しんでもらえるといい」と期待した。

27日午後1時半から、交通安全祈願祭を行う。ライダー以外も参加できる。先着100人に、稲荷神社の象徴のキツネがオートバイに乗ったデザインの缶バッジをプレゼントする。問い合わせは冠稲荷神社(TEL0276-32-2500)へ。