伝統漁法知って 網や仕掛け、加工品並ぶ 茨城・鉾田で企画展

茨城新聞
2026年8月25日

茨城県鉾田市周辺の水産資源と伝統漁法を紹介する企画展「郷土の海湖沼(かわ)の幸〈魚・貝・塩〉~水産資源と伝統漁法~」が、同市徳宿の市生涯学習館「とくしゅくの杜」で開かれている。漁労で使用する網や仕掛けなどの展示を通して、涸沼と北浦、鹿島灘の恵みを伝える。

同展では、現在も使われている漁具約50点のほか、帆引き船の模型、同地の漁業に関係する古文書のパネル、ハゼの佃煮やワカサギの煮干しといった加工品などが並ぶ。

見どころの一つは涸沼のシジミ漁で使われる漁具「カッター」。長さは平均5~6メートルで、四角い箱状の金属網の先端に無数の歯を付けている。涸沼の湖底は泥や砂、礫(れき)となっているため、場所に応じて歯の長さが異なるカッターを使い分けているという。展示では泥底用と砂底用、礫底用が並んでおり、その違いを確認することができる。

市生涯学習課の石崎哲志係長は「実際に使われている漁具を見ることで、地元で行われている伝統的な漁法について知ってもらいたい」と来場を呼びかける。同展は10月31日まで。