暑い夏に冷やしどぶ汁 北茨城の和食料理店 冬の名物、つけ汁で提供

新鮮な海鮮料理を提供する茨城県北茨城市大津町北町の和食料理店「食彩太信」(前田賢一店長)が、郷土料理「どぶ汁」を冷製つけ汁としてアレンジした「冷やしどぶ汁」を開発した。1日20食限定で、9月30日まで提供する。濃厚な風味を残しつつ、麺や米とのバランスを追求した一品に仕上げた。暑い夏でもひんやりと、冬の名物を味わえる。
どぶ汁はアンコウを使用した鍋料理。炒めたあん肝とみそに、野菜やアンコウの切り身を入れ、その水分だけで煮込む。地域の名物として親しまれる一方で、鍋料理のため、どうしても夏は客足が遠のく。前田店長(50)は「一年を通じて地域の食文化を発信したい」と、約半年をかけてメニューを考案。こってりとした肝みそとだし汁の割合にこだわり、主食との相性を見極めながら試行錯誤を重ねた。
使用するのは大津港で水揚げされたアンコウ。価格が下がる春ごろに仕入れたものを急速冷凍して活用することで、手頃な値段を実現した。
冷やしどぶ汁のお供は常陸秋そば、うどん、冷や飯から選択可能。どぶ汁の具材である白菜やネギといった野菜やアンコウの身は肝みそで炒めて別添えにした。つけ汁と合わせたりそのままの味を楽しんだり、好みに合わせた食べ方ができる。
味付けの要であるあん肝にはビタミンAやD、Eが豊富に含まれているほか、みそも発酵食品として栄養価が高い。前田店長は「夏バテ対策にもお勧め」と魅力をアピールし、「新たな観光の目玉になれば」と期待を込める。
1食税込み1380円。水曜定休。営業時間は午前11時半~午後2時と同5~9時。
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