満州の悲劇 映画で今に 終戦81年で7作品上映 1~16日、群馬・高崎 高崎電気館

上毛新聞
2026年8月2日

「終戦、81年目の夏。」と題した映画の特集上映が1~16日、群馬県高崎市柳川町の高崎電気館で行われる。当時の国策により、1930年代から終戦まで満州国に開拓民として移住した約27万人の満蒙(まんもう)開拓団についてのドキュメンタリー3作品など計7作品を紹介する。

ドキュメンタリー3作品のうち、「葛根廟(かっこんびょう)事件の証言」(2017、19年公開)は同市出身の田上龍一監督がメガホンを取った。旧ソ連軍の襲撃などにより千人以上の日本人が死亡した同事件の真相に迫っている。

「黒川の女たち」(25年公開)は、ソ連軍に性暴力を強いられた女性たちの証言を記録し、俳優の大竹しのぶさんがナレーションを担当している。今年100歳を迎えた羽田澄子監督の作品「嗚呼(ああ) 満蒙開拓団」(08年公開)は開拓民の悲劇を伝える。

同館は戦争の記憶を継承しようと、終戦71年目の16年から特集上映を行っている。飯塚元伸支配人は「戦後の満州でなぜこのような悲劇が起きたのかを考えるラインナップとなっている」とした。

料金は一般1500円など。問い合わせ、上映スケジュールは同館(☎027-395-0483)へ。

その他の上映作品は次の通り。かっこ内は公開年。

▽激動の昭和史 沖縄決戦(1971年)▽東京裁判(83年)▽二つの祖国で 日系陸軍情報部(2012年▽野火(14年)