指で描く幻想的絵画 茨城県開発公社ビルで伊敷さん作品展 水戸

茨城県水戸市を拠点に、指で絵を描く画家、伊敷トゥートリサさん(37)の作品展「瞬間はその先へin茨城」が、県開発公社ビルオフィス棟1階(同市笠原町)のアートギャラリーで開かれている。色鮮やかで幻想的な作品8点が並び、訪れた人たちの心をほぐしている。
ギャラリーは、ビルのテナントで働く人や県庁職員が行き交い、空きテーブルでは高校生らが勉強するスペースの一角にある。同公社は、にぎわいの創出や県内の画家を応援しようと、今月からギャラリーの運用方針を転換。無償での貸し出しを始め、第1弾として伊敷さんにスポットを当てた。
ギャラリーの壁には、花畑に親子のような人影がたたずみ、空をクジラと鳥が泳ぐ「幸せはいつも瞬間の中」をはじめ、独創的な作品が並ぶ。指ならではの独特のタッチに加え、クジラの形に切った紙を絵に重ねて立体感を出し、ラメをちりばめたりと工夫もこらす。作品の根底にある思いをつづった詩も添えられた。
自身との対話を通じて作品を制作する伊敷さん。色鮮やかで華やかな作品を支えるのは、暗い色の下地だ。「苦しみや悲しみも、全ての経験は自分を幸せにするために起こったもの。絵も人生と同じで、暗い色の上に明るい色を足すと絵に深みが出る」
展示場所に合わせ、「幸せ」をテーマにした作品を並べた。伊敷さんは、「仕事や勉強で張り詰めた心をほぐしてほしい」と願う。
入場無料。展示は8月31日まで。
北関東を感じる観光情報サイト 










