福来みかん 爽やか飲料 つくばの土産店 果実廃棄回避し開発 茨城

筑波山麓の特産品「福来(ふくれ)みかん」の果実部分を活用したシロップを中腹の土産店「神橋亭(しんきょうてい)」(茨城県つくば市筑波)が開発した。香りの良い福来みかんの皮を使った七味を販売する一方、果実は酸味の強さや種を取り除く手間から、多くを廃棄していた。シロップは炭酸水に混ぜて販売しており、同店は「爽やかなミカンの甘みを味わって」とアピールする。
同店は1894年に創業した老舗で、3代目店主の渡辺美代子さん(86)が手がける「みよこの七味」が看板商品。自家栽培した福来みかんの皮を乾燥させて使っている。
シロップは息子の妻で4代目店主の由美さん(45)が考案。毎年1トンほどの果実を廃棄しており「何とかしたい」と試行錯誤した。商品化には5年ほどかかったという。
冷凍した果実を半解凍した状態で砂糖と混ぜ、一晩寝かせた後、弱火で2日にわたり2時間ずつ煮込み仕上げている。当初は種を取り除こうと考えたが、知人の菓子職人から教わった種ごと煮込むアイデアを採用。煮込むことで種の苦味が抑えられ、果実を無駄なく使える上、種の食感がアクセントになった。
炭酸水で飲む「福来みかんスカッシュ」は500円。多い日には60杯ほど売れる。由美さんは「今後はシロップを使ったかき氷やクリームソーダなど、メニューを増やしていきたい」と意気込む。
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