劇画で魅せた巨星 さいとう・たかを原画展 筑西・しもだて美術館 「ゴルゴ13」や「鬼平」 茨城

「ゴルゴ13」など劇画で読者を魅了してきた漫画家、さいとう・たかをさん(1936~2021年)の創作を紹介する初の大回顧展「さいとう・たかを原画展〝劇画〟で射抜いた70年」が、茨城県筑西市丙のしもだて美術館で開かれている。代表作「ゴルゴ13」「鬼平犯科帳」をはじめ、劇画で不動の地位を築いた〝漫画界の巨星〟が追い求めた創作を、原画約550点と多数の貴重な資料で振り返る内容。同展は6月28日まで。
さいとうさんは和歌山県生まれ。19歳で大阪の貸本出版社から単行本「空気男爵」でデビュー。20代のころに仲間と「劇画」というジャンルを立ち上げ、32歳で「ゴルゴ13」の連載を開始。以降84歳まで一度の休載もなく連載を続けた。

19歳でのデビュー作「空気男爵」(手前)なども並ぶ「さいとう・たかを原画展」=筑西市丙
同展前半は中学卒業後に描いた「空気男爵」や、1980年代まで描き続けられた少年向けの「バロム1」「サバイバル」などの原画を展示。中盤以降は、すご腕スナイパーが依頼をこなす代表作「ゴルゴ13」の原画と描写に使ったモデルガンなどを紹介。時代劇「無用ノ介」「鬼平犯科帳」の原画も見応えがある。
「ゴルゴ13」に絞った展覧会はこれまであったが、さいとうさんの全仕事を振り返る回顧展は初めて。同展を監修した今秀生さん(56)は「さいとう先生は本当に絵がうまい」と評した上で、「難しいことを考えずにアナログの原画の実物を見てもらいたい。『ゴルゴ13』だけでなく、少女漫画やコメディータッチまでいろいろなタイプを描く人だったところも見てほしい」と呼びかける。
月曜休館。関連イベントとして、元小学館編集長の佐藤敏章さんによるギャラリートークを6月14日に実施する。問い合わせは同館(電)0296(23)1601。
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