《食いこ》café DE mare(茨城・阿見町)

茨城新聞
2026年5月17日

サンゴと魚、癒やされ食事

すらっと伸ばした触手を水流のままにゆらゆらと漂わせたり、塊状で鮮やかな蛍光色を放っていたり。個性豊かなサンゴと周囲をカラフルな魚たちが自由に泳ぎ回る。茨城県阿見町阿見の「café DE mare」は、目の前に広がる小さな海に癒やされながら食事を楽しめる。

店名の「mare(マーレ)」はイタリア語で「海」。サンゴと海水魚の魅力を広く伝えようと、併設のアクアリウム店「Coral Town(コーラル・タウン)」オーナーの小沼豊さん(42)が2025年12月に開いた。小沼さんは東京都内や千葉県のアクアリウム店で経験を積み、20年近く前に茨城県土浦市で念願の店舗をオープン。昨秋、阿見町へ移転した。

カフェラテなどのコーヒーやスイーツも提供

コンセプトは「航海の途中で見つけた秘密のカフェ」。ヤシやソテツの木が植えられた庭の先に小沼さんがDIYで作った店の入り口があり、扉を開くとほのかに木の香りがする。店内には大小計11個の水槽があり、クマノミやルリスズメダイ、タテジマキンチャクダイなどが優雅に泳ぐ。シャコガイやナマコの姿もある。小沼さん手製の木製カウンターやキャビネット、浮輪や網が飾られ、水族館のようでありながら港の雰囲気を演出している。

中央にある1.8メートル四方の水槽は大迫力だ。「組み合わせによってはけんかする」というサンゴの配置を考慮しつつ、「視線が抜けて奥行きを感じられるようにした」。展示は不定期で入れ替えており、吹き抜けでつながる2階席からの眺め、昼と夜の見え方の違いも見どころだ。

ハンバーグや季節のサラダなどが載ったランチプレート

「見て、食べて、飲んで楽しい場所に」と立ち上げた店。ランチは4種類(各10~20食)のプレートを提供する。メニューは数カ月ごとに入れ替え、さまざまな客層を意識して現在はハンバーグ、ホワイトカレー、エビフライ、チキンを用意。手ごねハンバーグはしっかりした食感で食べ応えがあり、サラダ、副菜2種、スープ、デザートまで付いてボリューム十分だ。茨城県水戸市の専門店が焙煎(ばいせん)した豆を使った、こだわりのコーヒーとスイーツも味わえる。

小沼さんは「アクアリウムを見て喜ぶお客さんを見られるのがうれしい」と手応えを話す。アクアリウムは併設するショップで購入できる。

お出かけ情報
▽茨城県阿見町阿見621の1
▽営業時間は午前11時~午後7時(ラストオーダー)、ランチは同1時半まで(同)▽定休日は火、水曜
▽(電)029(896)5955
▽インスタグラムのアカウントはcafe.de.mare