陶芸の巨匠作品 一堂に 100点超、技法に地域色 茨城・筑西
茨城新聞
2026年2月15日

日本の東西をそれぞれ代表する陶芸の巨匠の作品が一堂に会した「陶芸の匠 東西展」が茨城県筑西市大塚の廣澤美術館で開かれている。100点超の作品が展示され、地域に根差した技法や、各作家の独創的な世界観を比較しながら楽しめる。同展は4月5日まで。
東の代表としては、民芸運動をリードした益子焼の浜田庄司をはじめ、縄文象嵌(ぞうがん)技法によって民芸陶器の表現を深化させた島岡達三、練上手(ねりあげで)技法を用いて陶芸を構造的な芸術へと高めた松井康成、地元筑西市出身の板谷波山など。
西の代表としては、民芸の精神から生活芸術を切り開いた河井寛次郎をはじめ、色絵磁器に革新をもたらし、均整の取れた機能美とデザイン性を確立した富本憲吉、伝統を継承しつつ独自の表現へと昇華させた清水卯一、茶の湯の陶工として大樋焼を継承する大樋長左衛門、独特の白釉(ゆう)を生み出し、唯一無二の作風を確立した三輪休雪など。大樋長左衛門は9代目と10代目で同じ富士山をモチーフにした作品が並ぶ。
福嶋達也副館長は「作家それぞれの表現をご覧いただき、地域に根差した美意識や技法の違いを感じてほしい」と話している。
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