甘い幸水 たわわに 特産ナシ出荷始まる 南那須地区

下野新聞
2017年8月19日

 南那須地区(那須烏山市、那珂川町)で特産のナシの出荷が始まった。現時点で7月下旬からの日照不足による大きな影響はなく、生産者は順調に育ったナシの収穫作業に追われている。

 那須烏山市中山にあるJAなす南梨部会の高橋俊宏(たかはしとしひろ)部会長(50)の農場約2・4ヘクタールでは、15日から家族4人で「幸水」の収穫を開始。18日も実を色や大きさで見極め、慣れた手つきで次々ともいでいった。

 高橋部会長は「今年は梅雨時季の雨が少なかったため小玉傾向だが、糖度と品質が高いナシができた」と話す。

 幸水は8月末までが出荷のピーク。その後も「豊水」「にっこり」などの収穫が11月中旬まで続く。同部会によると、南那須地区の加盟生産農家は46軒で、約1600トンを主に京浜市場に出荷する予定という。

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