北茨城ゆかり4作家紹介 企画展、彫刻や版画、ガラス作品 3日まで

茨城新聞
2025年11月1日

茨城県北茨城市ゆかりの4作家による企画展「シリカ・アートエキシビションVOL.1」が3日まで、同市華川町小豆畑のガラス工房シリカで開かれている。出展作品は彫刻や版画、現代アート、ガラス作品など多彩。作家たちが丹精込めて表現した個性的な作品が楽しめる。

企画展はシリカが初開催。同市が進める「芸術によるまちづくり」を後押ししつつ、作家や作品について知ってもらうのが狙い。

同工房に勤める野田紘(ひろむ)さん(26)はタコの吸盤をモチーフにしたガラス作品を展示。東京の離島出身で幼少期からタコと触れ合う中で感じた「タコの生命力」を赤や透明の美しいガラスで表現した。

地域おこし協力隊の徳本萌子さん(32)と田中彰(36)さんも出展。徳本さんはミシンで葉っぱを縫うことで制作した平面・立体作品や渡り鳥をテーマにした力作を用意。田中さんは「シティプロモーション」を担っており、特産品のアンコウや景勝地「二ツ島」などを題材に制作した版画を出品する。

集落支援員を務める石渡のりおさん(51)と妻のちふみさん(49)のユニット「檻之汰鷲(おりのたわし)」は身の回りの物を使って表現した人や動物のオブジェを展示する。

午前9時~午後4時半(入館は同4時まで)。