無料バイキングでおなじみ 「こんにゃくパーク」の来場者が800万人突破

上毛新聞
2025年10月15日

ヨコオデイリーフーズ(群馬県甘楽町小幡、横尾浩之社長)が手がける体験型施設「こんにゃくパーク」が今月、延べ来場者数800万人を達成した。年間約100万人が訪れる人気ぶりで、パーク全体の売り上げは2014年4月の開業以来、約2倍に増加。交流サイト(SNS)での 積極的な情報発信に加え、同じ甘楽富岡地域にある二つのテーマパークとの周遊性の高さも来場者増につながっている。

ヨコオデイリーフーズの担当者によると、X(旧ツイッター)とインスタグラム、フェイスブックを活用した継続的な情報発信が奏功しているという。過去3年間で、三つのSNSのフォロワー数が合計約5500件以上増加。SNSで同施設の存在やイベント、売れ筋商品などを確認して来場する人も多い。

近隣の「めんたいパーク群馬」「群馬サファリパーク」を回って楽しむ人も多い。どちらもこんにゃくパークから車で10分程度と近く、容易に3パークを“はしご”できる。甘楽町も春と秋にそれぞれ約1カ月ずつ、3パークに寄るシャトルバスを運行して利用を後押しする。

コメの価格高騰も、こんにゃくパークの来場者増に働いている。スープやサラダのトッピングに使用する「つぶこんにゃく」が、「かさ増し」できる商品としてSNS上で話題に。テレビで放送されると問い合わせが急増し、わずか半年間で売り上げが前年比約4倍に伸びた。