高山長五郎の末弟・木村九蔵の養蚕法と功績 9月まで群馬・藤岡歴史館で企画展 伝習所などを兄と比較して紹介
上毛新聞
2025年7月29日

世界文化遺産の高山社跡(群馬県藤岡市)に関連して、明治期に養蚕教育機関の高山社を創設した高山長五郎の末弟、木村九蔵(くぞう)(1845~98年)の功績を伝える企画展「高山家の兄弟たち~長五郎と九蔵」が9月7日まで、同市の藤岡歴史館で開かれている。埼玉県本庄市児玉町を中心に活躍した九蔵の養蚕方法や技術を教えた伝習所などについて長五郎と比較して紹介する。
午前9時~午後5時。期間中は無休。入場無料。関連講演会を8月23日午後1時半から同館で開く。児玉高同窓生らでつくる木村九蔵顕彰会の神部秀夫会長が「木村九蔵と競進社」と題して語る。定員は先着40人。参加申し込み、問い合わせは同館(☎0274-23-5997)へ。