繊細なタッチで描かれた草花の柄 友禅染の着物やタペストリーなど109点を展示 日本絹の里(群馬・高崎市)で石原清紫さん作品展

上毛新聞
2025年6月28日

群馬県伊勢崎市の友禅染作家、石原清紫(きよし)さん(66)の作品展が7月6日まで、高崎市の県立日本絹の里で開かれている。繊細なタッチで身近な草花を描いた着物や帯、タペストリーなど計109点を飾り、柔らかく発色する友禅染ならではの魅力を伝える。

展示室には優美さをたたえた絵画のような絹の着物が並ぶ。ひすいに似た色の着物にピンクの大ぶりな花が舞う「ワルツ・フランソワ」は自宅の庭に咲くジャーマンアイリスを描いたという。広瀬川の河原で野生の草に曼荼羅(まんだら)を感じたことから生まれた「くさまんだら・其ノ一」は、渦巻くように伸びる草が生き生きと表現されている。

午前9時半~午後5時。火曜定休。問い合わせは同館(☎027-360-6300)へ。

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