「笠間の陶炎祭」開幕 210ブース出展 台湾の作品も 5月5日まで 茨城

茨城新聞
2025年4月30日

陶器ファンが待ち望む年1回の祭典「笠間の陶炎祭(ひまつり)」(笠間焼協同組合主催)が29日、茨城県笠間市笠間の笠間芸術の森公園で始まった。作家や窯元が陶磁器を展示販売する約210のブースが出展。待ちわびた来場者が店舗で作品を手に取って眺め、お気に入りを買い求めた。台湾の産地からの出展のほか、複数の企画展も開く。同祭は5月5日まで。

1982年に始まり、44回目を迎えた。今回は特別企画として「台湾鶯歌産地開放日海外交流展」を開催。台湾最大級の陶磁器産地、新北市鶯歌の窯元が昨年に続いて出展した。

台湾との交流は約2年続いており、活動の幅を広げようと、同日のオープニング式典で同組合と新北市陶次瓦(とうじが)代代合作会が産地協定を結んだ。来場者は企画展「ぐい呑(の)み1000個展」や「小学生土面フェスティバル」などで多彩な表現を楽しんだ。